ホルモン+キャベツ+ウスターソース が基本
海鮮王国宮城県の気仙沼市では、海鮮とは正反対のグルメ『気仙沼ホルモン』が熱愛されてます。ニンニク味噌味の豚ホルモンを香ばしく焼き、ウスターソースをかけた千切りキャベツと一緒に食べるのが気仙沼ホルモンと呼ばれている食べ方です。気仙沼市内の焼肉店を中心に約20店舗で提供されています。
気仙沼の宮城ケンミンは屋外BBQでも気仙沼ホルモンを食べるのがスタンダードです。
紹介店情報
『焼肉 くりこ』宮城県気仙沼市 ホームページ
ホルモンは豚の小腸、大腸、タン、レバー、ハツ、ガツなどが使われています。
『焼肉ハウス ジャンジャン』宮城県気仙沼市 食べログ
『マトン牧場』宮城県気仙沼市 ホームページ
『からくわ精肉店』宮城県気仙沼市 食べログ
家庭で食べられるよう、味付ホルモンを冷蔵で販売しています。
『ラーメン・ホルモン司』宮城県気仙沼市 食べログ
気仙沼ホルモン誕生の経緯
焼肉くりこの四代目店主さんによると、気仙沼ホルモンは、昭和30年代にホルモン店助六さんのご主人が考案したとのことです。
気仙沼は漁業が盛んで、遠洋マグロ漁業の船員は一度船に乗ると1年から1年半もの間、船の上で魚中心の食生活をしていました。久しぶりに帰ってきた気仙沼港で、野菜不足を補うためにホルモンとキャベツの千切りを出したのが始まりでした。
助六さんのご主人が三重県の出身で、三重県名物のトンテキが味のベースにウスターソースが使われていたことから、気仙沼ホルモンにもウスターソースが使われていると考えられています。
漁業が盛んな土地に似つかわないホルモン料理。よくよく聞いてみると、漁業の町だからこそ根付いたメニューなのですね。ニンニク味噌とウスターソースの組み合わせも気になります。
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