京都にはあんかけ料理の種類が多い!京都府民が熱愛する、他県では見かけない独特なあんかけ料理が紹介されました。
あんかけうどん『けいらん』
『権太呂 四条本店』京都市中京区 ホームページ
錦市場近くの名店。
『けいらん』とは京都の卵かけうどんのこと。月見うどんのように卵が丸一個入っているのではなく、とろみのあるあんに溶き卵が入って、生姜がのっているだけの超シンプルうどんです。さっぱりとした優しい味です。
『京うどん 生蕎麦 おかきた』京都市左京区 ホームページ
創業80年の人気うどん店。
京都のたぬきうどんは、あんにネギと油あげが入っています。(関東は天かす入り)
おかきたさんのメニューは、あんかけうどんだけで9種類もあります。一番人気はけいらんうどんです。
あんかけの出汁は昆布と削り節で作ります。あんメニューは水溶き片栗を入れて仕上げるので、味が薄まらないよう出汁をとるそうです。
あんかけと言えば中華 人気の天津飯
『マルシン飯店』京都市東山区 ホームページ
天津飯 750円
こちらのお店の天津飯は、西日本風の醤油味に皿から溢れ出そうなくらいにあんがたっぷりとかかっていて大人気です。
ちなみに東日本の天津飯はケチャップ味です。東西で味が違います。
他にもおもしろあんかけ色々
『とようけ屋 山本』京都市上京区 ホームページ
こちらの豆腐屋さんでは、あんに湯葉が入った湯葉丼が人気です。
『京料理坂安』京都市下京区 ホームページ
あんかけ親子丼
おなじみの親子丼もあんかけスタイルで提供されています。
『ステーキ割烹こいし』京都市東山区 ホームページ
ステーキ丼
肉の上に、とろみのついたあん状のステーキソースがかけてあります。
『祇園かさい』京都市東山区 ホームページ
あんかけうどん
麺とあんと生姜だけだけのうどんが紹介されました。
一般的に「あんかけ焼きそば」と言えば、麺に具沢山のあんがのったものを想像しますが、京都の「あんかけうどん」は具なしの超シンプルうどんのことです。
京都府民とあんかけの歴史
京都は冬がとても冷え込む土地柄なので、体の中から温まるようあんかけの食文化が根付いたと考えられます。
また、京都は江戸時代から仕出し文化があり、折詰をきれいに盛りつけたり、食材で華やかに彩ったりします。
「温かいものをあたたかいまま食べてもらう」という京都のおもてなしの心が反映された食文化だと考えられます。
あんかけは冬に食べたい温かい料理。味がからむし、体は温まると京都府民に大人気です。季節感を大切にする、さすが京都の食文化です。
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