【秘密のケンミンSHOW極】エビの天ぷらは中華料理?(大阪府) 2022/6/23 放送

ヒミツのOSAKA 極

これまでに番組では、大阪府民独特の中華料理の食べ方を紹介してきました。

*天津飯は大阪では醤油味、東京はケチャップ味。

*チャーハンにウスターソースをかける。

*中華料理のデザートに大学芋を食べる。

などです。

 

大阪府民は中華料理で『エビの天ぷら』を食べる!?

「エビの天ぷら」と言えば和食の代表のようなものですが…

庶民的な中華料理店のメニューにあるそうです。バナメイエビを使った小エビに衣をつけて揚げたものが中華の『エビの天ぷら』です。

和食の天ぷらは下味を付けずに、天ぷら粉や小麦粉を使い低温で揚げますが、中華のエビ天は塩コショウで下味を付け、片栗粉をまぶして高温で揚げるとのこと。サクサクした食感に仕上がるそうです。

食べる時は謎の塩をまぶして食べます。府民が絶賛しているこの塩は、中国山椒の花椒(フォアジャオ)が入っているそうです。

【紹介店】

『豚珍館』東大阪市 食べログ

『天天菜館』大阪市此花区 食べログ

北京料理 龍』浪速区 食べログ

『十八番 本店』北区 食べログ

『龍華軒』中央区 食べログ

『餃子の王将 空港線豊中店』豊中市 ホームページ

エビの天ぷらは西日本のみで販売されている。天ぷらにつける塩を「王将マジックパウダー」として別売もしている。

 

大阪のエビの天ぷらの歴史

大阪調理千問学校中国料理専任講師 森孝司さんの話によると

《中華料理の天ぷらは、100年ほど前から大阪の町中華のメニューにあった。「酢炸蝦仁」スーチャーシャーレンというエビの揚げ物がルーツなのだが、和訳した際に「天ぷら」と呼ぶようになった。

日本の中華料理は、関東には広東系の人が多く入ってきた。

それに対し、大阪には北京系の人が多く入ってきた。北京料理はシンプルなものが多いので「エビの天ぷら」として出しやすく、関西に根付いた。

広東の中華料理の特徴として、茹でたエビを使う料理はあるが、エビを揚げるのは関東(広東系)には少ない。だから関東ではあまり馴染まなかったのではないか。》

とのことです。

 

『宝夢蘭』東成区 食べログ ランチタイムにエビ天定食を出しているお店も多いとのこと。

 

『黒龍天神楼』 北区 ホームページ

エビ天を丼にした「海老天玉子丼」825円と言うメニューがあり、和食メニューと混乱しそうな「エビ天丼」があるそうです。

 

餃子の王将さんに行けば、西日本では気軽食べられるのは朗報です!
「エビチリ」も一度片栗粉で揚げてある料理なので、そう考えると「エビ天」は中華料理として違和感ないメニューではないでしょうか!

 

秘密のケンミンSHOW極公式YouTube

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