日本三大ラーメン 喜多方ラーメン
喜多方ラーメンは透き通った醤油味のスープに、中太縮れ麺が特徴の大人気のラーメンです。
1989年に東京進出した喜多方ラーメンは、札幌、博多と並んで日本三大ラーメンと言われています。1990年代のご当地ラーメンブームよりも先に東京で人気のご当地ラーメンになりました。現在は都内にもお店がいくつもあり、現地でなくても食べることができますが、本場地元の喜多方ラーメンが紹介されました。
福島県喜多方市には多くのラーメン店がある
人口4万人の喜多方市には、ラーメン提供店が約90軒もあります。(番組調べ)
『すがい食堂』 喜多方市 食べログ
具材はメンマ、ネギ、チャーシューがのっていて、シンプルで王道な醤油ラーメンです。
喜多方ラーメンの特徴
喜多方市の製麺会社、朝日屋食品さんによると、喜多方ラーメンは水分が多い多加水麺を使っているとのこと。水分が多いとスープを吸わないので、スープが絡まるように麺を縮れさせています。
喜多方市の水源は日本百名山に数えられる飯豊山の伏流水を使っています。その美味しい水を麺にたっぷりと含ませるので、つるもち食感なのです。
また、喜多方は古くから蔵の街として醤油、味噌、酒などの醸造業が盛んで醤油が美味しくハイレベルです。スープも飯豊山の美味しい水で作られていることが美味しさの要因です。
地元喜多方では、ラーメンは醤油味だけでなく、塩味や味噌味も定番です。
『きくすい』喜多方市 食べログ
喜多方ラーメンの朝ラー
地元喜多方では、飲んだ後のシメとして食べられることはあまりありません。およそ60年前から朝にラーメンを食べる朝ラー文化が根付いています。朝早くにお店が開き、約8割のお店が夜8時には営業を終了するそうです。
喜多方ラーメンの歴史
喜多方ラーメンはおよそ100年前、中国から喜多方に渡った潘欽星さんが考案した志那そばがルーツと言われています。その福島の地方のラーメンがどのように日本中に広まったのでしょうか。
喜多方市役所喜多方ラーメン課の話によると、昭和40年代後半から50年代にかけて、喜多方市は蔵の街として認知されていました。昭和58年に旅行雑誌で蔵とラーメンの街として掲載されると、旅行先として人気になりました。地元で日常的に食べられていた喜多方ラーメンが観光客によって脚光を浴び、日本中に広まったそうです。
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