8年連続日本一から首位陥落
日本一ラーメンを食べるケンミンと言えば山形県民。あっさり甘めのスープ『米沢ラーメン』やイカゲソがのった『ゲソ天ラーメン』など独自のラーメンがあります。
山形県民は来客の時は、寿司よりもラーメンの出前をとってご馳走をするそうです。
中華そば(外食)年間支出金額は山形市が2013年から2020年まで8年連続日本一でしたが、最新の2021年の調査では1位が新潟市、2位が300円差で山形市となり、首位陥落してしまいました。
ちなみに新潟県には三条市の『背脂ラーメン』『カレーラーメン』、長岡市には『生姜醤油ラーメン』などの地域に根付いたラーメンがあります。また『三宝亭』はレストランでありながらラーメンが食べられるそうです。
素晴らしき山形ラーメンの世界
【山形市を中心とした村山地方】
そば屋でも提供されている『鳥中華』が人気。
『手打 水車生そば』山形県天童市 ホームページ
元祖鳥鳥中華 830円
創業160年の老舗店。そばのつゆに中華麺が入っています。トッピングは鶏モモ肉と天かす。
鳥中華のスープは昆布、鰹節、鯖節、宗田節などで出汁をとった本格そばつゆ。
【酒田市を中心とした庄内地方】
『ワンタン麺の満月本店』酒田市 ホームページ
ワンタンメン 850円
一見普通のワンタン麺のようですが、ワンタンの皮が極薄でつるりとしたのど越しが特徴です。地元では『酒田ラーメン』と呼ばれています。
東京・三鷹店インスタグラム
【県北東部・最上地方】
『梅の里ラーメン 大吉』真室川町 ホームページ
とりもつラーメン 800円
醤油ラーメンベースに、鳥もつ、砂肝、腸、きんかんがトッピングされています。
【県南部・置賜地方】
『赤湯ラーメン 龍上海』南陽市 ホームページ
赤湯からみそラーメン 950円
行列のできる人気店。ラーメンの中央に辛味噌がのっています。この辛味噌は7割が生ニンニクのすりおろしで、赤味噌、赤唐辛子、醤油、ごま油などが合わさっています。あまりピリッとしない、まろやかな辛さが大人気です。スープは豚骨、鶏ガラからとった出汁の味噌味です。
山形の首位奪還プロジェクト
山形市がラーメンの日本一に返り咲くため、山形市役所のプロジェクトや民間企業の取り組みなどが紹介されました。山形放送と新潟県の放送局と合同で、年末向けてラーメンの特番が制作されているそうです。
最新山形ラーメン情報
山形県では今『ケンチャンラーメン』が熱いそうです。酒田市に本店があり、県内の9店舗は庄内だけでなく、村山地方、最上地方にも出店されています。ホームページ
メニューは『中華そば』一品だけで、最高級煮干し、鶏ガラ、昆布でとった醤油味スープに、こだわりの超極太ちぢれ麺が特徴です。
小盛 250g 800円
普通 300g 900円
大盛 350g 1000円
と、かなりのボリュームがあります。
「鳥中華」「酒田ラーメン」「鳥もつラーメン」「からみそラーメン」は、今回紹介された店舗だけでなく、それぞれの地域で提供されているお店が何店舗もあるようです。
一つの県でこれだけ様々なご当地ラーメンがあることに驚きです!8年間もラーメン支出金額日本一になるのも納得です。
ます子のInstagramでは、筆者が食べた全国の美味しいものを配信中
ます子の楽天ROOMにインスタグラムで紹介した商品を掲載しています。
Twitterではブログ更新をお知らせしています。