本場で食べたらスゴかった!
宮城県は、ホヤ、牡蠣、鮭など海産物の宝庫!様々な美味しい海の幸の中から、今回はわかめに注目して放送されました。
わかめに含まれる成分は、整腸作用、免疫機能向上、抗酸化作用など美容や健康に良いとされる成分がたっぷりと入っているそうです。
宮城県は国産わかめの収穫量が全国トップで、年間2万トンです。そのなかでも石巻市は県内一の生産量を誇ります。
全国的にはボイルして塩漬けにしたわかめが一般的ですが、宮城県では2~3月の旬の時期には、無加工の新鮮な生わかめがスーパーなどで大量に販売されます。三陸は外洋の荒海のため、波にもまれて肉厚で噛み応えのあるわかめが収穫されます。
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宮城県で食べられているわかめ料理
旬の時期の生わかめはしゃぶしゃぶにして食べるそうです。熱い昆布出汁に茶色のわかめを入れると、鮮やかな緑に変化します。
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家庭料理で一般的なのは、豚肉とわかめの炒め物、わかめの天ぷらなどです。
わかめの根本の部分のめかぶやわかめの茎など、宮城県ではわかめを余すところなく食べきります。
東日本大震災からの復活
三陸沿岸は養殖わかめの発祥地で、岩手県大船渡市と宮城県女川町が同時期に養殖技術を確立し、三陸沿岸がわかめの本場となりました。
東日本大震災があった2011年には、収穫量が6分の1に激減しました。
当時、海の中が瓦礫だらけになり、養殖いかだが全て流されてしまい、漁師は元の海に戻るのに5年~10年かかるのではないかと絶望したそうです。
そんな中、沖合の瓦礫に養殖いかだがわずかに引っかかっていて、めかぶが残っていたそうです。そのめかぶから種子を育て、6月に養殖を再開することができました。
三陸わかめと並ぶブランド、鳴門わかめ(徳島県)の漁師から、浮き球やロープなどの物資の支援もあったそうです。
震災の翌年2012年、わずかに残っためかぶからわかめが成長し、収穫時は漁師さんの歓声があがったそうです。2012年には震災前とほぼ同じ収穫量にまで回復したそうです。
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旬の生わかめを使った料理が美味しそうです。地元でしか味わえない旨味があるのでしょう!
震災があった3月にこの放送がされたことに深い意味を感じとりました。ますます被災地を応援したい気持ちになりました。
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