うまかもん王国 福岡
これまでに番組では、とんこつラーメン、もつ鍋、うどん、一口餃子、鶏皮、鰻のせいろ蒸し、水炊きなど、福岡の美味しいものの数々を取り扱ってきましたが、遂に『辛子明太子』の特集です!
国内のたらこの支出金額は、福岡市と北九州市が全国の都市の中で2トップ!(出典:家計調査(二人以上の世帯)総務省統計局)
明太子店の数は福岡市75店、北九州市43店でぶっちぎりの2トップの都市(番組調べ)となっています。
最大級の明太子売場博多駅マイング
博多駅マイングには、福岡最大級の明太子売場があります。10件の専門店が軒を連ね、明太子メーカー21社もの商品が販売してあります。
福さ屋 できたて直送めんたい 1512円
一般的な明太子は冷凍されてから店頭販売されますが、一度も冷凍せずに漬けあがった明太子を工場から直送している商品。新鮮な明太の粒感や食感を味わえるのが特徴です。
福さ屋さんのネットストアはこちらからどうぞ↓
やまや 山本秀波の明太子(赤パッケージ)300g 10,800円
明太子用のたらこ全体から1000分の1しかとれない貴重な卵を使用した高級明太子。
やまやさんのネットストアはこちらからどうぞ↓
明太子本場ならではの商品が紹介されました。
地元スーパーで福岡ケンミンが購入する明太子とは
スーパーでは、キズが入ったり、つぶれたりして一本物として贈答品にできない明太子が、『切子』や『バラ子』としてリーズナブルに販売されています。福岡の家庭では、それをパスタや明太ごはん、明太トースト、明太ポテサラ、明太玉子焼きなどにして食べることが多いのです。
『切子』
『バラ子』
早速バラ子を買ってきました!これは切子に近い状態ですが、本来は皮がなくてもっと粒感がある印象です。
タラの卵である明太をイワシに詰めた『いわし明太子』
いわし明太は、福岡市東区にある『中島商店』の店主が1985年に考案しました。
明太子を作る時にバラ子ができてしまうが、何か有効に使えないかと、様々な魚と合わせてみたところ、イワシとの相性が一番よかったことからできた商品です。
『いわし明太』1尾 540円
中島商店さんのいわし明太子はこちらから購入できます。↓
明太子を丸ごと一本食べられる人気店
『元祖博多めんたい重』福岡市中央区 ホームページ
元祖博多めんたい重 1848円
店名とメイン料理が同じ名前のこのお店は、行列ができる人気店です。一人用サイズの重箱に明太子が一本どーんとのった『めんたい重』が大人気です。
明太子は自家製の手づくりで、塩分を控えた特製調味液に3日間漬け、特製だれに漬けた昆布を巻いてあります。手間ひまかけた明太子がたっぷりの海苔と一緒にごはんにのせてあります。「出汁がきいていて塩分が控えめ」と大人気のこのめんたい重は、多い日は1000食販売することもあるそうです。
辛子明太子のはどのようにして生まれたか
スケトウダラの卵を塩蔵したものが「たらこ」で、たらこに唐辛子と調味液で味付けしたものが「明太子」というのが、「たらこ」と「明太子」の違いなのだそうです。
老舗明太子メーカー『ふくや』さんの話によると、昭和24年に創業者の川原俊夫氏が韓国の釜山で食べていた「タラコのキムチ漬け」を博多の人々に向け、改良して作り上げたのが辛子明太子の始まりでした。その後、ふくやが明太子の製法を他店に惜しげもなく伝授したこともあり、福岡県内に明太子を扱う会社が増えていき、1975年の山陽新幹線全線開通とともに福岡の名物として全国に広まっていきました。
老舗明太子メーカーの『ふくや』さんでは、明太子の工場兼『博多の食と文化の博物館 ハクハク』を運営されています。
また、料理屋『ひしむら』さんの明太子が美味しいとのことや、明太マヨネーズ、明太フランスパン、明太ふりかけ、手羽先めんたい、明太子とツナを合わせた缶詰があることも紹介されました。
ふくやさんでは、明太子入りアイスキャンディーもあるそうです。
私は特にコンビニでおにぎりを買う時は、一番明太子を選ぶし、福岡のパン屋では必ずある明太フランスパンもよく買いますね。
福岡在住の私のお気に入りのお店は、老舗料亭『稚加栄』さんの明太子と、博多の台所と呼ばれる柳橋連合市場の原口商店さんの明太子が特におすすめです。
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