地元青森で人気爆発中のお菓子
長い間、青森県民から熱愛されている伝統郷土菓子『南部せんべい』は、ぱりぱり食感と素朴な塩味で、地元ではお茶請けの大定番です。
最近は南部せんべいの革命児とも言われる『チョコQ助』が青森で大人気になっているようです。チョコQ助は、発売以来、2年10ヶ月で完売を継続中。販売メーカーの売上の7割をチョコQ助が占め、通常の南部せんべいの売上を大きく上回っているとのことです。
南部せんべいは、丸い形が定番ですが、チョコQ助は四角の形で、ライン状にミルクチョコがかかっています。南部せんべいの発祥地、八戸市の有名な『館花岸壁朝市』でも販売されています。
販売元はお菓子メーカー『しんぼり』さん
八戸市民の台所と言われる『八食センター』では、地元の海産物や朝採れ青果がたっぷりと売られている中、『民芸菓子処 しんぼり』さんの直営店でチョコQ助が販売されています。200袋陳列されていたチョコQ助2種類は、一人当たりの販売個数制限があるにも関わらず、開店からわずか2時間で完売するほど大人気です。
八戸市内のしんぼりさん第二工場の前にはチョコQ助の自動販売機があり、こちらも大人気となっています。
チョコQ助は、しんぼりさんの定番の南部せんべいに比べて黒ごまを多く配合し、チョコレートと合うように少し塩味を強くしてあります。また、軽い食感になるように、通常の約半分の厚さに焼き上げているそうです。
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— 民芸菓子処 しんぼり (@sinbori5439) November 30, 2023
どのように誕生したのか
チョコQ助は、2021年に誕生しました。実は南部せんべいにチョコレートをかけた商品は他社にもあり、特に珍しいことではないとのことです。
南部せんべいは、他県から来た観光客向けに箱に入った商品があります。それに対し、地元の人は普段から袋入りの割れせんべいを食べていることから、慣れ親しんだ割れせんの形に仕上げ、味付を甘じょっぱくしたそうです。
パッケージも新しく斬新なものでなく、地元の人が手に取りやすい、親しみやすいパッケージにして販売したところ、地元で人気が爆発したそうです。
地元の人に愛されて広まった真のご当地お菓子ですね。特に青森以外の地域では、当分は入手困難が続きそうです!
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