山形県民熱愛の冷たい肉そば
盆地による地形から夏にとても高温になる山形県では、冷たい肉そばが大人気です。太めのそば麺に歯ごたえのある親鳥の肉がのっていて、山形県内200軒以上のお店で提供されています。
肉そばは鰹節や昆布ではなく、親鳥の身でだしをとることで鶏脂の旨味が出ます。出汁をとった親鳥の身はトッピングの具材として使います。
冷たい肉そばは、鶏の脂が固まってしまわないように、冷たくしすぎない常温に近い温度が一番美味しいそうです。冷たすぎないので、冬でもよく食べられるそうです。
紹介店情報
『一寸亭本店』山形県河北町 食べログ
肉そば(850円) 行列のできる人気店
『白鳥十郎そば本舗』 山形県河北町 食べログ
肉そば(850円)
東京のそばは、一人前150g程度ですが、こちらのお店では普通盛りが215g、特盛は500gものボリュームがあります。
冷たい肉そばのルーツ
冷たい肉そばは山形県の河北町で誕生しました。
大正時代には馬肉をのせてそばを食べていましたが、戦争の時に馬が駆り出されると、親鳥が安かったため、親鳥を使うようになった。
はじめは肉そばは酒のつまみとして食べられていました。温かいそばでは、お酒をつまんでいる間にそばがのびてしまうので、冷たくして提供されるようになったそうです。
麺がのびにくいので、出前でもよく注文されるメニューです。
その他にも全国の涼感麺として呉冷麺(広島県)、越前おろしそば(福井県)、盛岡冷麺(岩手県)が紹介されました。
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