別府の涼感ヌードル
別府市は温泉地としてあまりにも有名です。別府駅前にはケンミンヒーローとして番組でも紹介された油屋熊八の銅像があります。
『冷麺』と言えば、焼肉のシメで食べるのが定番。ステンレスの器にフルーツやキュウリ、キムチがのっていて、冷たい牛骨スープを使うのが一般的です。
別府市の大分県民が熱愛する『別府冷麺』とはどんな冷麺でしょうか。
紹介店情報
『六盛 松原本店』別府市 ホームページ
冷麺並み 890円
行列ができる冷麺専門店。
別府冷麺は、牛肉のチャーシュー、ゆで卵、青ネギ、キャベツのキムチのトッピングが一般的です。
麺は和風感を出すそば粉、もちもち感を出す小麦粉、ツルツル感を出す馬鈴薯でんぷんの3種類の粉を使って製麺することで、別府冷麺独自の麺が出来上がります。
スープは昆布出汁をベースに牛の赤身肉を加えて煮込んだ和風味のスープなので、汁を全部飲み干せるほどあっさりとした味わいです。
『大陸ラーメン』別府市 食べログ
大陸特製冷めん 750円
別府駅近くのラーメン店です。別府では焼肉屋だけでなく、ラーメン店でも別府冷麺を提供するのが一般的です。チャーハンと別府冷麺を一緒に注文するようなこともあります。このラーメン店では、真夏は8~9割のお客さんが冷麺を注文するそうです。
別府冷麺誕生の経緯は?
『春香苑』別府市 ホームページ
別府冷麺のルーツは、こちらの焼肉店にあります。1950年代、初代店主が満州から引き揚げた後、別府で食堂を開業し、当時珍しかった冷麺を提供したことが始まりです。別府は海の幸が豊富だったこともあり、本場の朝鮮半島の冷麺に昆布と魚介を使った和風だしをブレンドして提供したところ、評判になり地元で冷麺が根付きました。
『胡月』別府市 食べログ
冷麺専門店のこちらの店舗が、昭和45年に別府冷麺と名付けたことから、別府市内の様々なお店に冷麺が広まっていったそうです。今では、ラーメン店、焼肉店、食堂、和食店、居酒屋など別府市内約30店舗で提供されています。
『麺堂 香』別府店 ホームページ
『韓国苑』別府市 ホームページ
『一休の泪』別府市 ホームページ
別府冷麺プラス情報
別府冷麺は、具やスープはそのままで温めただけの『温麺』があります。冷麺を提供するお店ならどこでも温麺で食べることもできるそうです。
また、夏に食べる冷たいご当地麺として、山形の『冷たい肉そば』、奈良の『三輪そうめん』、岩手の『盛岡冷麺』、埼玉の『冷や汁そうめん』が紹介されました。
イオンのお弁当コーナーで『別府冷麺』が販売されているので以前から気になっていましたが、ケンミンSHOWで特集してくれて嬉しいです!キムチが白菜でなくキャベツを使ってあるのはインパクトが大きいですね。
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