佐野市の栃木県民が熱愛している大根そば
栃木県は、そばの収穫量が北海道、長野県、茨城県に次ぐ全国4位のそばどころ。(出典:農林水産省令和4年)
佐野市周辺では『大根そば』が熱愛されています。一般的には大根おろしがかかったそばを想像しますが、佐野の大根そばはざるそばの上に千切り大根がのっています。番組調べによると、佐野市内には約30軒ほど大根そばを提供している店舗があるそうです。
紹介店情報
『野村屋』本店 ホームページ
明治40年創業の有名店。お客さんはそばの上に盛られた千切りの大根とそばを一緒にシャキシャキと歯ごたえを感じながら食べています。
大根はスライサーで削った麺と同じぐらいの太さで、刺身のつまよりも太めのものを一度茹でているそうです。
野村屋さんは『耳うどん』で有名なお店で、ケンミンSHOWでも2012に紹介されたことがあります。
『手打唐沢そば かさはら』 佐野市 食べログ
行列ができる大人気みせ。この店舗の大根そばは、千切り大根とそばを混ぜて盛ってあります。みずみずしい大根とそばの一体感を楽しめるそうです。佐野市の大根そばは、そばの上にのせるトッピングタイプだけでなく、二つを混ぜ込むミックススタイルも定番だそうです。
『手打蕎麦あらいや』 食べログ
この店舗には、大根そばの3種盛りがあります。そばの上にトッピングしたもの、麺と混ぜたもの、刺身のつまのような細い生の大根のトッピングの3種類です。
『手打そば田舎茶屋』栃木市 食べログ
この店舗では、大根そばも人気ですが、周辺でニラがよく収穫されるため、ニラをトッピングした『ニラそば』が紹介されました。そしてニラそばと大根の両方がトッピングされた豪華なメニューもあるそうです。
佐野市周辺で大根そばが食べられるようになった経緯
大根そばは、佐野市周辺で昭和初期頃から食べられていました。佐野市のある栃木県南部では、繊維工業が盛んで、仕事の合間にそばを食べる文化がありました。周辺ではそばや大根がよく獲れていて、大根をそばのかさ増しとして使ったのが始まりだと考えられています。その後そば屋では、見た目を豪華にするために、大根をそばの上に盛りつけるなどの様々な工夫がされるようになり、広く親しまれるようになったと考えられます。
また、番組ではご当地のそばそして、長野県の『信州そば』、山形県の『冷たい肉そば』、新潟県の『へぎそば』が紹介されました。
番組内の試食では、スタジオの皆さんは「違和感なくさっぱりして美味しい」と感想を言われていましたが、やはりそばと食べるなら大根おろしがいいなと思ってしまいます。
西日本でうどんが美味しいように、東日本の様々な美味しいおそばも食べてみたいものです。
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