京阪神エリアのポン酢使用量は全国トップ
全国的にはポン酢は主に鍋料理の時に使う印象ですよね。都内のスーパーでは、ポン酢コーナーは約10種類置いてある程度です。一方、大阪のスーパーでは30種類以上もの品揃えがあります。
一人当たりのポン酢の年間購入額(ミツカン調べ2022年)では、京浜エリア(東京都・神奈川県)が623円に対して、京阪神エリア(大阪府・京都府。兵庫県)は905円あり、全国トップなのだそうです。
大阪府民は色んな料理や食べ物にポン酢を使う
大阪では人それぞれ好みのポン酢があり、胡麻風味のものや、もみじおろし入りのものなど、種類がとっても豊富です。
家庭では、塩サバ、魚の西京焼き、肉野菜炒め、卵かけごはん、シュウマイ、餃子などもポン酢を付けて食べるそうです。タルタルソースがのった鯵フライにさらにポン酢をかけたりします。
スタジオの大阪府民スターの内藤剛士さんは餃子や塩焼そばに、山崎天さんはしじみのみそ汁やカレーにポン酢をかけるそうです。
地元で人気のポン酢メーカー
『旭ポンズ』八尾市 旭食品ホームページ
年間出荷量が500万本超えの大人気ポン酢。昆布、椎茸、混合節で出汁をとり、3種類の柑橘(スダチ、ユコウ、ユズ)の果汁、醤油、酢などをブレンドして製造しています。
旭食品の社長によると、ポン酢の語源はオランダ語のポンス(PONS)で、柑橘系の果汁のドリンクという意味だそうです。ポン酢の「酢」の字は当て字だそうです。
『勝貴屋』大阪市平野区 食べログ
ポン酢の製造と販売をされている専門店。60年以上、夫婦二人で営まれているお店で、ファンも多いのだそう。
大阪市生野区にある近鉄鶴橋駅近くには、ポン酢の自動販売機があることも紹介されました。
こんなお店でもポン酢を使う!
『回転すし さかえ』 阪急東通り店 大阪市北区
各テーブルに醤油の他にポン酢が置いてあります。ブリや鯛などにもポン酢をかけて食べているお客さんが紹介されました。
『九』大阪市西区 インスタグラム
すき焼きを大根おろし入りのポン酢につけて食べます。
大阪府民はなぜポン酢が好きなのか
大阪府民のポン酢好きは、西日本の鍋文化に関係しています。大阪は鍋料理(カニちり、てっちりなど)の具材をポン酢につけて食べる水炊き文化があったので、ポン酢を色々な食材につけて食べることに抵抗がなかったことが考えられます。
一方、関東は鍋の出汁に味がついた「寄せ鍋」文化だったことから、ポン酢を普段の食卓に使うことが関西ほど根付かなかったようです。
日本を代表するお酢のメーカー、愛知県半田市のミツカンさんが、1964年に鍋のお供として発売した「味ぽん」は、当初関西地区限定販売だったそうです。関西地区では鍋の他にも様々な料理にポン酢を使うようになったとのことです。
ポン酢は個人的にはよく使っている方だと思います。焼き魚、シュウマイ、餃子、魚のフライにはいつも利用しています。お寿司の白身魚にポン酢をかけてみるのはぜひやってみたいです!
追記:旭ポンズを使ってみた!(2023年10月)
旭ポンズを使ってみました。柑橘の果汁の風味が濃厚でめちゃめちゃ美味しい!これは大阪府民が熱愛しているのも納得で、当分リピート確定です。福岡在住の私も、家の近くのイオンで販売していました。大阪府以外でも大型スーパーで販売しているかもしれません。大阪府民熱愛の味をどうぞお試しください!
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