姫路のおでんに欠かせないもの
おでんは全国で食べられている冬の人気メニューで、からしをつけて食べるのが定番です。ところが、兵庫県の姫路市では、おでんに生姜醤油をかけて食べるのがスタンダードです。からしよりもさっぱりとして香りがいいと大人気で、生姜醤油なしでは物足りなく感じるそうです。
姫路市内の居酒屋、定食屋など様々なジャンルのお店約40軒で提供されています。
生姜醤油ぶっかけスタイル
『じごろ小廣田』姫路市 食べログ
こちらの居酒屋では、おでんに生姜醤油をぶっかけスタイルで食べることができます。
生姜醤油をつけだれスタイルで食べることも
『おもてなしダイニング 福亭』姫路市 食べログ
こちらのお店では小皿に生姜醤油を入れ、具材をつけながら食べるスタイルです。生姜醤油はこだわりの手づくりで、かつおだしと濃い口醤油をブレンドし、さらに追い鰹で旨味をアップさせています。
『おでん処 能古』姫路市 食べログ
ミシュランに選出された名店。かつおと昆布でとったおでんの出汁と、生姜醤油をおでんを提供する直前にブレンドします。
『澤田店』姫路市 食べログ
企業秘密の特製醤油を使用しています。
一口に生姜醤油と言ってもお店ごとに特徴やこだわりがあり、奥が深いのが姫路おでんです。
姫路市周辺ではなぜおでんに生姜醤油を
姫路地方は生姜の産地であり、播州は醤油の産地だったので、おでんに生姜醤油が使われるようになりました。2~3日煮込んだおでんに生姜醤油をかけると、味が引き締まり美味しくなることから、昭和初期頃からこの食べ方が広まりました。
元々は醤油味の濃い姫路のおでんで食べられていましたが、だんだんと関西風の薄味のおでんにもかけて食べるようになりました。
その他姫路のおでんの特徴
コンビニのおでんの牛すじは、アキレス腱を使用しているのに対して、姫路では筋肉を煮込んだものを使っているので、肉々しい味わいです。
具材の一つに瀬戸内海名物のタコの足があります。
兵庫県はかまぼこの発祥の地であり、練り物が多く生産される土地なので、スーパーにはおでん用の練り物が多く販売されています。
姫路では、生姜醤油がないとおでんが物足りなく感じてしまいます。また味がしっかりしているので白ごはんのおかずとしてよく合うそうです。
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