北海道のホッケは本州で食べられているものとは別物!?
日本一の海鮮王国である北海道で道民が熱愛しているのが『ホッケ』です。ホッケの漁獲量は断トツで北海道が一位、しかも66年間日本一をキープしているんだとか。(農林水産省海面漁業調査 令和3年)
ホッケはカロリーが低く、カルシウムが豊富な栄養価の高い魚です。北海道以外ではロシア産、アメリカ産の『縞ホッケ』が出回っているが、道民は身が大きな『真ホッケ』を食べています。真ホッケはほとんど道内で消費されてしまうため、他の地域には出回りにくいとのことです。
ホッケは、道内の全域で水揚げされます。3~11月は道北、4~11月は道東、4~6月、9~12月は道南エリアで獲れるのでほぼ一年を通して味わうことができます。
その中でも道東の羅臼産のものは、身が締まり油がのっているワンランク上のものと認識されています。
紹介店情報
『居酒屋 ふる里 札幌総本店』札幌市中央区 ホームページ
家庭での定番メニュー
北海道の家庭では、ホッケをどのように調理して食べているのでしょうか?
身を開いた干物はもちろん一般的ですが、身が大きいので白身のフライにしたり、煮つけで食べるのも定番です。他にはちゃんちゃん焼きやぬか漬けにして食べたりするそうです。
北海道のホッケ漁の歴史
かつて北海道ではニシン漁が盛んで、ホッケはニシンの卵を食べる厄介者のような存在でした。しかし、徐々にニシンの漁獲量が減少していき、昭和20年代にニシンの代替品として流通するようになりました。その後、魚の加工技術が発達し、干物にしたホッケが全国に広まっていきました。
北海道の西側、日本海側の地域では、ホッケの卵を煮つけにして食べる習慣があるそうです。
また、スタジオの道民スター宮尾俊太郎さんからは、ホッケの骨をストーブでカリカリに焼き、大人はおつまみに子供はおやつにして食べると話してくれました。
この番組を見た直後にスーパーに行くと『北海道産真ホッケ』の干物が販売されていましたが、やはりそれほど大きいものではありませんでした。番組で紹介された大きなホッケの身は映像で見ても迫力あるものでした!
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