兵庫県民はそうめんを熱愛している!
日本一有名なそうめん『揖保乃糸』は兵庫県で生産されていて、手延べそうめん生産量日本一のブランドです。兵庫県民はそうめんの中でも揖保乃糸が一番美味しいと断言するほど熱愛しています。
揖保乃糸は、一つのメーカーが生産しているのではなく、兵庫県手延素麺協同組合を製造責任者とし、西播磨地区の約400軒の製麺所が基準を満たした同じ品質の麺を製造しているものなのだそうです。
揖保乃糸の魅力は何と言ってもコシの強さなので、兵庫県では家庭でそうめんを食べる時は、氷水の中には入れずに盛りつけます。水につけると麺が水を吸ってしまい、コシが無くなってしまうそうです。
揖保乃糸には7つの等級があり帯の色が異なる
兵庫県では、夏になるとスーパーにも揖保乃糸が大量に陳列され、百貨店のお中元コーナーでは木箱入りの揖保乃糸が山積みで販売されます。
揖保乃糸には原料や麺の細さで7つの等級があり、それぞれ帯の色が異なります。種類は等級の高い順に以下の通りです。
【三神】1束約270円(古(ひね)と呼ばれる最高級品。製造から1年以上寝かせて熟成させたもの)
【特級品】1束約154円 (黒帯、贈答品として定着している。上級品よりも0.15ミリ細く、限られた職人が作っている。)
【縒(より)つむぎ】1束約142円(紫帯、上級品よりも0.1ミリ細い)
【播州小麦】1束約142円(緑帯・播州小麦)
【熟成麺】1束約133円(金帯)
【上級品】1束約123円(赤帯、全国のスーパーで販売されていて最も一般的)
【太づくり】1束約120円
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揖保乃糸の歴史
約600年前の古文書にそうめんの記述があることから、播州では室町時代からそうめんづくりが行われていたと言われています。 揖保川の軟水と良質な小麦、赤穂の塩など、そうめんづくりに欠かせない条件が播州地区に揃っていたことから、日本一のそうめんブランド揖保乃糸が作られるようになり受け継がれています。
その他の揖保乃糸情報
揖保乃糸は空気が乾燥している冬の時期に製麺されます。
兵庫県の家庭には大量にあるそうめんを、どのように消費しているのか紹介されました。
①茹でたそうめんをフライパンで平たく焼き、チーズをかけ塩コショウで味付けしてガレット風そうめんを作る。
②茹でた麺を油で揚げ、中華風のあんをかければ、皿うどんならぬ皿そうめんができます。
揖保乃糸を使った中華麺やパスタ麺もあります。
たつの市の『いちわ』さんでは、揖保乃糸を使ったパスタ料理が楽しめます。ホームページ
兵庫県手延素麺協同組合による揖保乃糸ホームページ
揖保乃糸はそうめんの中でも頭ひとつ抜けて美味しいと言った印象です。大好きな揖保乃糸のことを知ることができた充実した回でした!
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