静岡の特産物と言えば、焼津のマグロや駿河湾の桜えびなどがありますが、今回は『本わさび』が特集されました。
水わさびの生産量は、静岡県が全国ではとびぬけて一位です。(令和3年特用林産基礎資料による)
他県民が食べているわさびとはどのような違いがあるのでしょうか。
紹介店情報
『JAふじ伊豆 農の駅伊豆』伊豆市 ホームページ
こちらの産地直売所では、新鮮な本わさびが豊富に販売されています。東京で販売されている価格で購入すると、この店舗では約2倍の量になるそうです。新鮮なわさびは根が湿っていて、鮮やかな緑色をしています。
『そば処ささや』伊豆市 ホームページ
伊豆市内の多くのそば屋では、本わさびが丸ごと提供されるので、自分ですったおろしたてのわさびを蕎麦と一緒に食べることができます。
『松葉茶屋』伊豆市 食べログ
『独鈷そば大戸(とっこそばおおど)』伊豆市 ホームページ
家庭でのわさびの食べ方
静岡県民は、食卓で本わさびをすりおろし、おろしたてを様々な料理と一緒に食べます。刺身につけるのはもちろんのこと、納豆に入れたり、焼きナスにつけたりするところが紹介されました。また、焼酎にわさびを入れてかき混ぜて飲んだりするそうです。
本わさびは先端からでなく、茎の方が新しく甘味があるので、茎側からおろします。ガリガリと強くすらずに、優しく「の」の字を書くように優しくすると甘味が増すそうです。
新鮮なわさびはチューブと違ってツンとくる辛みがなく、甘みと辛味両方を感じられる爽やかな風味なのだそうです。
『わさび丼』は、ごはんに鰹節とわさびをのせて、醤油をかけて食べるシンプルな丼です。お茶漬けにしてもスルスルと食べられておすすめだそうです。
また、地元ではバニラアイスにわさびをのせて一緒に食べるのも一般的なのだそうです。
わさびの生態と歴史について
わさびは日本固有の植物で、元々山に自生していました。静岡市の有東木(うとうぎ)地区の人が栽培し始めたと言われています。
江戸時代に家康公に献上したわさびを家康公が気に入り、有東木から門外不出になった歴史があるそうです。その後18世紀頃、伊豆市にわさび栽培技術が伝わり、19世紀頃伊豆市で畳石式の現在の栽培方法が確立されました。
1キロのわさびを作るのに2トンの水が必要と言われるほど、常に大量の湧き水が必要です。わさび栽培には、年平均気温が13〜15度、水温が12〜13度が適していると言われ、現在伊豆市にはわさび田が75ヘクタール(東京ドーム16個分)あり、約300件の農家がわさびを栽培しています。
またわさびは多年草の一種で一年中収穫できるので、静岡県民は年中いつでも新鮮な本わさびを味わえるそうです。
その他のわさび情報
スタジオの静岡県民スター櫻坂46の大沼晶保さんは、カレーにわさびを入れて食べるそうです。味が和風になって美味しいと言われていました。
『回転寿司 魚礒 伊豆高原店』伊東市 食べログ
回転寿司のレーンにのせて本わさびを提供しています。自分ですりおろして寿司と一緒に味わえます。
『あまご茶屋』伊豆市 食べログ
本わさびをまるまる一本、たっぷりとすりおろしたわさび鍋(1540円)が人気です。
あまご茶屋さんのインスタグラムでは、わさびを使ったスイーツやハンバーガーなどもあるようです。
静岡の定番お土産として『わさび漬』が紹介されました。
わさびは日本中どこでも食べられますが、静岡県民が食べている地元の本わさびは、新鮮で甘味があって別格のようです!絶対に地元でしか味わえない美味しいものですね。
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