茶色でシンプル!群馬のソースカツ丼
群馬県は『もつ煮』『焼きまんじゅう』『2日目のコロッケ』(余ったコロッケを砂糖醤油で煮詰めて食べる)など、茶色いグルメが満載です!
そのトップと言っても過言でないのが『ソースカツ丼』です。ソースが染み込んだ一口サイズの丸いカツが、白米にのっているだけの超シンプル丼です。群馬県内のいたるところで提供されていて、番組調べによると県内300軒の店舗で食べられるそうです。地元ではかなりのメジャーなグルメのようです。番組の内容や紹介店をまとめました。
ソースカツ丼は桐生市が発祥
『志多美屋 本店』桐生市 ホームページ
ソースカツ丼 4個入り 990円
創業100年以上の老舗で、ソースカツ丼発祥のお店です。
一口サイズのカツの正体は豚ヒレ肉。キャベツがのっていませんが、脂身の少ないヒレ肉と、和風ソースと白米との相性が抜群だとケンミンに大人気です。
特製ソースにはウスターソースも入っていますが、醤油にみりんと砂糖を加えたものがベースで醤油味の割合が多く、鰻のタレのような甘さだそうです。揚げたての一口サイズのカツをさらっとしたソースにくぐらせて、白ご飯の上に盛りつければ出来上がりです。
今の店主の祖先が1910年代に桐生で鰻屋「志多美屋」を開業しました。同時期に食堂を営んでいた次男が、カツレツを鰻のようにタレを染み込ませて提供したのが始まりだそうです。昭和40年代には食堂からソースカツ専門店へと形態を変更し、桐生市を中心にソースカツ丼が広まっていったそうです。今では群馬県内全域で熱愛されるメニューになりました。
『藤屋食堂』桐生市 食べログ
『冨士山食堂』桐生市 ホームページ
群馬県民は玉子でとじた一般的なカツ丼は食べない?!
『そば処 大村総社』前橋市 食べログ
そば屋さんのソースかつ丼 1000円
全国的に「カツ丼」と言えば、出汁の汁の中に入れたトンカツを玉子でとじたものが一般的ですが、こちらのそば屋さんのメニューには、わざわざ「玉子とじかつ丼」と表記されています。
お店の方の話によると、玉子でとじたカツ丼は1000食に1食ぐらいしか注文がなく、ほとんどの人はソースカツ丼を注文するほど、群馬県民は玉子とじのカツ丼よりもソースカツ丼を熱愛しているそうです。
ソースカツ丼にまつわるおもしろ情報
『洋麺亭 高崎店』高崎市 ホームページ
ペスカトーレとソースカツ丼のセット 1780円
「パスタの街」と言われる高崎市で有名なパスタのお店です。洋麺亭さんでは、なんとペスカトーレとソースカツ丼のセットが、セットメニューの中で一番人気なのだそうです。海なし県の憧れ、シーフードのパスタと、熱愛する地元グルメがセットになったメニューです。
『かつどん なかや』前橋市 食べログ
ソースかつむすび 350円
味付きごはんでつくった肉巻きおむすびに、衣をつけてカツのように揚げたメニューです。仕上げにもちろんソースにくぐらせ衣に染み込ませます。ソースカツ丼のサイドメニューとしてソースカツむすびを食べている様子が紹介されました。
ソースカツ丼は、私が知っているだけでも新潟、福島、福井でもご当地グルメとして有名ですよね。群馬でも提供店がかなりの数があり、相当地元に根付いているメニューですね。
トンカツとソースと白ごはんは、がっつり和食と言ったところがいいですよね!
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