本場の長崎ちゃんぽんはここが違う
長崎グルメの絶対王者ちゃんぽんが紹介されました。今や全国どこでも専門店で食べられる印象ですが、長崎ではちゃんぽん専門店は少なく、中華料理店のメニューの一つという認識です。長崎市内の中華料理店163店のうち、半数以上の93店でちゃんぽんが提供されています。(番組調べ)
本場ではあっさり鶏ガラスープのお店も多い
たっぷりの野菜と魚介類と豚肉が具材で、全国的にスープは豚骨か鶏ガラスープを足した白濁のものが主流ですが、長崎では鶏ガラのみのあっさりスープのお店も多いそうです。
『天天有』長崎市本石灰町 食べログ
『京華園』長崎市新地町 ホームページ
『めがね橋 共楽園』長崎市古川町 食べログ
こちらの店舗では、スープは鶏ガラ100%なので、白濁ではない、やや透き通ったスープです。味もあっさりとしていて地元の人に人気です。
野菜、練りもの、魚介類、豚肉などのたっぷりの具材を中華鍋で炒め、その鍋に直接スープを入れ、煮立ったら麺も別茹でせずに中華鍋に入れます。ちゃんぽん麺にも旨味を染み込ませて煮込むのがちゃんぽんの王道の作り方です。
『思案橋ラーメン』長崎市浜町 食べログ
福山雅治さんが行きつけのお店として有名なこちらの店舗は、豚骨ベースの濃いスープのこってり系のちゃんぽんです。
長崎では飲み会の〆としてラーメンではなく、ちゃんぽんを食べます。
本場のちゃんぽん麺
『佐藤製麺所』長崎市銭座町 ホームページ
1926年創業の老舗製麺所です。長崎ちゃんぽんの麺には唐灰汁(とうあく)と言われるかん水が入っていることが絶対条件だそうです。唐灰汁入りのちゃんぽん麺は長崎県内のみで製麺されています。
長崎県内のスーパーではちゃんぽん麺や専用の練り物などを販売しています。
長崎ちゃんぽんの発祥
『四海樓』長崎市松が枝町 ホームページ
1899年創業の老舗中華店です。初代創業者の陳平順さんが福建料理の『湯肉絲麺』(トンニイシイメン)をベースに長崎で考案したのが長崎ちゃんぽんの始まりです。地元で100年以上愛されてきた長崎生まれの中華料理です。
その他の紹介店情報
『老上海飯店』長崎市新地町 食べログ
辣(ラー)ちゃんぽん 1050円
スープに唐辛子パウダーなどをブレンドした、見るからに辛そうな特製ちゃんぽんがあります。
『わかのや』諫早市 ホームページ
元祖長崎ちゃんぽん 1100円
つけ麺のように、ちゃんぽんをつけ麺タイプで味わうことができます。
『王鶴』長崎市新地町 ホームページ
八宝海鮮ちゃんぽん 2300円
カニ、帆立、大振りのエビなど魚介類がゴージャスにのったちゃんぽんです。
筆者は長崎生まれの長崎育ちなので、子供の頃からよくちゃんぽんを食べて育ちました!
トップ画面の写真はミシュランにも掲載された佐世保市の名店、『香蘭』さんのちゃんぽんです。牡蠣の濃厚なエキスを感じられる旨味たっぷりのスープ、もちもち麺が最高に美味しいお店でした。インスタグラムで紹介しています。
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