高知県民が熱愛する『鍋焼きラーメン』とは?
一人分の土鍋の中に中華麺が入っていて、グツグツと煮えている熱々のラーメンです。ネギ、生卵、ちくわがトッピングしてあり、超シンプル。また、歯ごたえのある親鶏の細切れも入っています。
高知市よりも西の方に位置する須崎市が本場で、須崎市内には30軒以上の店舗で提供されています。最近は高知市内にも提供店が広まっている、土佐が誇るご当地ラーメンです。
須崎の人は「鍋焼き」と聞けば「うどん」ではなく「ラーメン」なのです。
番組内での紹介店
『まゆみの店』須崎市 ホームページ
昭和63年創業の超人気の鍋焼きラーメン専門店です。
鍋焼きラーメンの出汁は、親鶏を使い濃厚な鶏ガラスープを作っています。
麺は専用の中華麺で、グルテンを多く含み、熱い鍋の中でものびにくい弾力のある麺を使っています。鍋に入れる前の茹で時間はなんとたったの4秒です。
蓋に黄身をのせて、すきやき風に麺をつけて食べる人もいるそうです。麺を食べた後は、スープにごはんを入れて雑炊にして〆るのも定番だそうです。
鍋焼きラーメン(650円)、カレー鍋焼きラーメン(950円)などがあります。
『すさき駅前食堂』須崎市 ホームページ
JR須崎駅前にある食堂。通常の鍋焼きラーメンの他に、ウツボラーメン(1010円)などもあります。
『ラーメン処 ぼっちり』須崎市 食べログ
創業45年のラーメン店。お店によって様々なバリエーションの鍋焼きラーメンがあるそうで、一例としてこちらのお店が紹介されました。
豚キャベツ鍋焼きらーめん 800円
ピリ辛チーズ鍋焼きらーめん 900円
激辛鍋焼きらーめん 800円
『杉乃家』須崎市 食べログ
こちらの居酒屋では、お酒の〆に大鍋の鍋焼きラーメンを大勢でつついて食べるところが紹介されました。
他にも須崎市内の鍋焼きラーメン提供店として下のお店が紹介されました。
『お好み焼き だるま』須崎市 食べログ
『橋本食堂』須崎市 食べログ
『鍋焼きラーメン谷口食堂』高知市 食べログ
『鍋焼きラーメン千秋』高知市 食べログ
須崎市ではなぜ鍋焼きラーメンが熱愛されている?
昭和20年代に谷口食堂のご主人が考案しました。出前の時に熱々のラーメンを食べてもらいたいと、ホーローの容器に入れて提供したのが始まりです。昭和55年に谷口さんが亡くなり、後継者もおらずに惜しまれながら閉店となりました。
「もう一度あの味が食べたい」という思いを、数多くの須崎の食堂が受け継ぎ、20年ほど前から提供店が増えてきて、今では須崎のご当地グルメとして大人気のメニューになったそうです。
奈良県のケンミンスター三戸なつめさんからは、奈良県では『天理ラーメン』が有名とのお話がありました。
鍋焼きラーメン、熱々で冬に食べると美味しそうです!南国高知のご当地グルメだとは、ちょっと意外でした!
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