1972年5月15日に沖縄はアメリカから本土復帰を果たしました。それから50周年を記念しての沖縄1県スペシャルが放送されました。
王道グルメ『沖縄そば』
沖縄そばは、かつおだしのあっさりスープにかまぼこ、三枚肉、ネギ、紅生姜がのっているいる中華麺が定番です。ソーキ(スペアリブ)がのった『ソーキそば』が有名だったり、コーレーグースーという沖縄の調味料で味変するのも人気です。
「本ソーキ」「 軟骨ソーキ」「自家製麺」がトレンドに!
地元に根付いている沖縄そばですが、近年は様々な進化系のものが人気のようです。
『ソーキそば』には、『本ソーキ』か『軟骨ソーキ』があり、県民の中で骨付き派と軟骨派に好みが別れるそうです。
*本ソーキは、豚バラ肉のスペアリブの部分を味付けして煮込んだもの。
*軟骨ソーキとは、豚バラ肉の軟骨がある部分を握力鍋で骨まで食べられるように柔らかく煮込み、醤油、みりん、黒砂糖、泡盛で味付けしたもの。プリプリとした食感。
また、県内の食堂では自家製生麺がトレンドになりつつあります。従来、油をまぶしたゆで麺が定番だったが、生麺はツルツルもちもち食感が特徴。
『東江(あがりえ)そば』浦添市 ホームページ
スープやトッピングにも新しいものが続々登場
『沖縄そば専門店 与那原家』与那原町 ホームページ
食堂によってあっさり味のカツオ出汁のスープか、こってりのとんこつスープのお店があるそうですが、与那原家さんでは、スープを選ぶことができるそうです。
また、こちらではチキンカツがのった『チキンそば』が大人気とのこと。
『花織そば』読谷村 食べログ
豚モツがのった『中味そば』そばや、野菜がたっぷりとのった『野菜そば』などがメニューにあります。
『なかむらそば』恩納村 ホームページ
こちらのお店では、器からはみ出るほどの大きな三枚肉がのったそばがあります。
『南部そば』糸満市 ホームページ
店名を冠した『南部そば』は、てびち(豚足)がのった沖縄そばです。
『高江洲そば』浦添市
ゆし豆腐(おぼろ豆腐)が入ったそばは、ライトな豚骨ベースのスープです。
『スーパー丸大』南風原町
10種類以上のゆで麺、あっさり味とこってり味のスープ、ソーキやてびちなどのトッピングも充実しており、家庭で沖縄そばを食べることも多いようです。電子レンジで手軽に作るカップ麺タイプもあります。
ケンミンスターのISSAさんによると、本ソーキ、軟骨、三枚肉が全てのった「ミックス」があるお店もあるそうです。
また、東京で食べられる沖縄そばのお店として、杉並区の『沖縄そば すばる』さんが紹介されました。
本土復帰によって消滅の危機にあった沖縄そば
~沖縄生麺協同組合理事長 稲嶺盛健さんのお話~
1976年(復帰の4年後)当時の食糧庁の公正取引委員会から、「沖縄そばにはそば粉が使用されていないので、❛そば❜の表示ができない」とクレームが入った。そばを名乗るには、そば粉の使用が30%以上と定義されていたが、沖縄そばは小麦粉100%で作られていた。
当時の沖縄生麺協同組合元理事長 土肥健一さんは何度も東京に掛け合いに行ったが、当時は沖縄そばは地元以外ではあまり知られておらず、公正取引委員会からは「沖縄風中華麺」と呼ぶよう提案されていた。
そこで土肥さんは、東京の役人を実際に沖縄まで連れ出して、実際に現地の食堂をまわり、いかに県民に根付いた食文化なのかを見せた。
ついに1978年10月17日に『沖縄そば』の使用がみとめられ、その日が『沖縄そばの日』となった。
地元の人の「沖縄そば愛」は想像を超えるものがありました。これぞ真のソウルフードですね!沖縄旅行に行く時は、沖縄そばのお店に複数行って色々な味を楽しみたいですね!
他には、「うらやましい」を「いんちき」、「~ます」を「しましょうね」と言う独特の沖縄の方言についてや、具志堅用高物語などが放送されました。
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