【秘密のケンミンSHOW極】魚のバター焼き(沖縄県)2023/12/14放送

沖縄県では魚をバター焼きにして食べることが多いそうです。沖縄県民にとっては、魚の塩焼き、煮つけ、フライ、刺身と同等かそれ以上に、魚料理と言えばバター焼きで食べるのが主流です。定食屋のメニューなどにあり、ハンバーグやステーキのような鉄板にのせて提供されることが多いです。しかもムニエルのような切り身ではなく、尾頭付きで丸ごと提供されます。沖縄県内100店舗以上で提供されている定番料理『魚のバター焼き』について詳しく紹介されました。

きらく』那覇市 第一牧志公設市場内 食べログ

つるりんこう』沖縄市 食べログ 沖縄そばのお店ですが、魚のバター焼きのセットメニュー(そば付き)があります。

海鮮茶屋サバニ』北谷町 食べログ

パヤオ食堂』沖縄市 ホームページ

魚のバター焼きが人気ナンバーワンのメニューです。魚に溶けたバターとすりおろしニンニクがたっぷりとかかっていて、まるで魚のステーキのような見た目です。

魚の種類は、沖縄近海の白身魚なら何でもありで、鯛、タマン、グルクン、ミーバイ、カタカシ(オジサン)、ビタローといった魚を使っています。同じメニューを注文しても、その時々で様々な魚が提供されます。

店内で魚のバター焼きを食べている人へのインタビューでは、沖縄県民が食べている魚の種類や名前を全く知らずに、気にしないで食べている様子が放送されました。他県民が見るとなかなかの驚きの光景でした。

海鮮料理店 島』恩納村 食べログ

海鮮料理 浜の家』恩納村 ホームページ

具志堅家~』那覇市 食べログ

オリーブやトマトがのって洋風な見た目のバター焼きです。『魚のバター焼き』というメニューですが、実はマーガリンを使用しているところが放送されました。この店舗だけでなく、実はマーガリンを使うお店が主流なのだそうです。沖縄県民はもともとバターは塩味が強いので、マーガリンを好むケンミンが多いそうです。

ぼたん屋』那覇市 ホームページ

こちらのお店では、マーガリンではなくバターを使っているそうで、沖縄県全体の3割くらいのお店がバター利用だと思われます。

まぐろ屋み~かがん』糸満市 ホームページ

こちらのお店は、バターとマーガリン両方を使っています。

沖縄の魚は天然ものでさっぱりとしているので、バターで焼いたら油が濃くなって美味しいので好まれていると考えられています。他県でよく食べられているサンマや鯖など、もともと油がのっている魚には不向きな調理法です。

この料理が食べられるようになった経緯や発祥は不明ですが、戦後アメリカからバターやマーガリンが入ってきて、淡泊な沖縄の魚を美味しく食べられる調理法として沖縄全体に広まったのではないかと考えられています。

 

アメリカから入ってきた食材を使って、地元の淡泊な魚を美味しく食べる『魚のバター焼き』。この料理の中に沖縄の歴史や地域性が凝縮されていて、独特の食文化を感じました。沖縄でぜひ味わいたい料理です。

 

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