福島の会津地方では馬刺しが熱愛されている
福島県は、馬肉生産が21年連続で2位(1位は熊本県)で、特に会津地方で馬刺しが熱愛されています。熊本の霜降りとは違い、会津ではヒレやロースなど赤身が中心で厚めにスライスされているのが特徴です。
熊本は重種馬と言って、足が太く体が大きい馬(800キロから1トン)を食すのに対し、福島では、軽種場という足が細く体が小さい(400~600キロ)筋肉質な馬を食します。
会津では、醤油にニンニク辛子味噌を溶かしたものを馬刺しにつけて食べます。
紹介店情報
『地酒処天竜』会津若松市 食べログ
『会津の味 馬刺しの鈴静』会津若松市 ホームページ
『ハンバーグ&ステーキ あかべこ』会津坂下町 ホームページ
桜肉のヒレステーキ(2980円) 辛子味噌をかけて食べます。
『大久保商店』猪苗代町 ホームページ
会津ブランド馬刺しの炙りたたき丼(2290円)
『馬力本願』会津若松市 食べログ
ラーメン店で馬刺しを提供している。会津馬味噌馬力ラーメン(1000円) は、馬肉のチャーシューがトッピングされ、スープも馬の骨でとり、辛子味噌をつけて食べます。
会津家庭料理 馬の煮込み
馬肉の家庭料理の代表は『馬の煮込み』です。脂の多めの馬のカルビ、辛子味噌、大根、ジャガイモを煮込み、合わせみそ、辛子味噌、醤油で味付けします。
福島の馬刺しの始まり
福島の会津地方で馬肉が食べられるようになったのは、幕末の戊辰戦争(1868~1869年)の頃と考えられています。戦争で負傷した兵士の滋養強壮に馬肉を食べさせたのが始まりです。
当時は生肉は食べられていませんでした。昭和30年にプロレスラーの力道山さんが、肉の庄次郎さんへ来店され、生肉のままの馬肉を辛子味噌につけてとても美味しそうに食べたそうです。そこで店主が生の馬肉と辛子味噌をセットで販売したところ、人気が出て、福島県内に広まったそうです。
『肉の庄次郎』会津若松市 ホームページ
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