鹿児島県は『知覧茶』『霧島茶』『さつま茶』などのお茶の名産地。そんな日本茶によく合う独自の団子があるそうです。
鹿児島の昔ながらの和菓子『ジャンボ餅』
団子だけどまるで餅のようにのびてやわらかく、名前は「ジャンボ」だけど3~4センチほどの一口サイズ。香ばしく焼いた餅に甘い醤油タレがかかっています。みたらし団子の味わいをさっぱりと軽くした感じで、一度に何個も食べられそうな味だそうです。味噌味も定番です。
両方(2本)棒が付いているところから、漢字表記では『両棒餅』と書き、「リャンボウ餅」と呼ばれ、「ジャンボ餅」と変化していったそうです。(両は中国でリャンと発音されるそう)
鹿児島市の中央部から北の方にある磯海水浴場周辺には半径400mにジャンボ餅提供店が5軒あります。
【紹介店】
『平田屋』鹿児島市 ホームページ
ジャンボ餅 10本 600円
創業141年の老舗和菓子店。強い粘りと上品な甘さが特徴の、九州だけで生産されている「ひよくもち米」を使用。タレには鹿児島産の醤油を使っています。
ジャンボジャンボ餅(5000円)は通常の50倍サイズあります。一か月前の予約が必要で、毎月10食限定です。
『両棒餅屋』ホームページ
両棒餅 みそ 6本 400円
観光地「仙厳園」の中にあるジャンボ餅が食べられる茶屋。仙厳園は1600年に建てられた島津家の別邸で、2015年に世界文化遺産されたところです。
こちらのお店では、九州産のもち米が蒸しあがったところに「お湯打ち」と言って餅米にお湯をかけます。お湯をかけることでもち米の水分量が上がり、餅がやわらかく、超トロトロ食感になるそうです。
タレは甘い味噌味で、麦味噌、ザラメ、醤油などで作っているそうです。
ジャンボ餅の歴史
今から650年ほど前、鹿児島市南部の谷山にいた武将 谷山隆信が、後醍醐天皇の息子である懐良(かねよし)親王を招いた時に味噌付きの餅を出したのが始まりと言われています。
『ジャンボ餅』という名前は明治10年代頃から広まったそうです。
【他県のグルメ情報】
山形県にはやわらかい餅といえば『納豆餅』、串さしと言えば『玉こんにゃく』があるそうです。
新潟県では『三色団子』、福島県には『ソーダ団子』があることが話題に上りました。
焼いてあるので香ばしそだし、トロトロの食感もぜひ味わってみたいですね。これだけ長い歴史があるということが美味しさの証明だと思います!
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