宮城県民熱愛の栗だんごとは?
仙台市から車で北へ約1時間半ほど進んだ鳴子温泉に名物のだんごがあるそうです。鳴子こけし発祥の地であり、秋の紅葉が美しい温泉地です。
『栗だんご』は、鳴子温泉の周辺25店舗以上で販売されている名物和菓子です。だんごと言っても串にさしてあるわけではありません。餅米の入りのやわらかい皮の中に、栗の甘露煮がごろりと一粒入っています。みたらしよりも甘さ控えめの醤油あんがたっぷりとかけられ、出来立てのものを温かいまま食べるだんごです。まるで饅頭のような大きさのだんごに、餡がひたひたにかけられていて、見た目もインパクトがあります。
紹介店情報
『餅処 深瀬』宮城県大崎市 ホームページ
明治39年創業の栗だんご発祥のお店。約100年前、初代店主が秋の紅葉を見に来る観光客向けに、季節の商品を作りたいとのことで考案したそうです。
『おみやげの店なるみ』宮城県大崎市 ホームページ
大正9年創業の老舗土産物店。店の奥にはイートインスペースがあり、温かい栗だんごを店内で食べることができます。
モチモチの皮、さっぱりと上品な醤油餡を手間暇かけて作っていますが、主役はあくまでも栗。餅、餡、栗すべてにこだわった大人気商品です。
なみなみにかかった醤油餡はだんごを食べた後も余ってしまうそうで、宮城県民はバニラアイスにかけたり、から揚げにかけたり、白ごはんにかけて食べたりするそうです。
『栗だんご』という名前は普通だけど、なかなかインパクトのある和スイーツです。季節を感じられる素敵な名物菓子ですね。出来立ての温かいものを食べるので、現地に行かなければ食べられない貴重さも魅力的です。
ます子のInstagramでは、筆者が食べた全国の美味しいものを配信中。
Xでは、ブログ更新をお知らせしています。