三重県北部の亀山市にある熱愛うどん
三重県民の熱愛うどんと言えば太麺の『伊勢うどん』が有名ですが、三重県の北部にある亀山市に『みそ焼きうどん』というもう一つのケンミン熱愛うどんがあります。亀山市は東海道の宿場町で「カメヤマローソク」が有名なところです。亀山市内の約20軒の飲食店で提供されている『みそ焼きうどん』の紹介です。
紹介店情報
『亀八食堂』亀山市 ホームページ
創業62年創業の人気大衆食堂です。食堂なのに、テーブルの中心には鉄板があり、テーブルの中心で客が焼うどんを焼いて作ります。
実はメニューには「みそ焼きうどん」というものはなくて、ロース、カルビ、牛ばら、ホルモン、鶏肉など、焼肉屋のように肉の種類を注文するシステムです。
注文すると店員さんがたっぷりのキャベツともやし、ラード、赤味噌がたっぷりとついたお肉を鉄板にのせてくれるので、客が鉄板の上でまずはみそ野菜炒めを作ります。
(写真はフリー素材より)
最後に袋うどんの太麺をからめたら、まっ茶色のみそ焼きうどんの出来上がりです!あっさり味なら鶏肉、こってりならホルモンを注文するのが定番です。亀八さんでは、牛ホルモンとカルビの組み合わせが一番人気です。通常はうどんと一緒にビールを飲むことはあまりありませんが、みそ焼きうどんにはビールがよく合います。
また、次に紹介する定食屋では、白ごはんのおかずとしてみそ焼きうどんが提供されます。
『川森食堂』亀山市 食べログ
亀山みそ焼きうどん定食 1000円
みそ焼きうどんのタレは、赤味噌、ニンニク、醤油、砂糖、一味唐辛子、ゴマを調合して作られる甘辛で濃い味付けが特徴なので、白ごはんにぴったりなのだそう。
『道の駅 関宿』亀山市
みそ焼きうどん定食 930円
『クック』亀山市 食べログ
みそ焼きうどん定食 930円
『元祖肉の水炊きの店 むかい』亀山市 ホームページ
みそ焼きうどん 1300円
ステーキ鉄板の上にみそ焼きうどんをのせ、まわりに溶きタマゴが敷いてある「鉄板ナポリタン」スタイルです。
『古民家かふぇ きーぷ』亀山市 ホームページ
亀山みそ焼きうどんコッペパン 580円
まるで焼きそばパンのようにコッペパンの中にみそ焼きうどんをサンドしたメニューがあります。
『アールグレイ 紅茶専門店』亀山市 食べログ
みそ焼きうどんプレート 1800円
みそ焼きうどんにチーズをのせて焼いてあり、洋風にアレンジされています。シフォンケーキのティーセットとして紅茶と一緒にいただけます。
みそ焼きうどん誕生の経緯
『亀とん食堂』亀山市 食べログ 創業70年の食堂の店主さんのお話。
昭和30年頃、亀山はお茶の生産が盛んで、国鉄の貨物の出荷場があり、貨物を担ぎ込む肉体労働者の人が多かったそうです。力仕事をする人達向けに、安いホルモンとキャベツを焼いて、赤味噌で味付けするおかずが出来たのが始まりです。そのうちごはんと肉だけでは足りないので、うどんを入れるようになっていきました。
特に名前がなかったこのグルメに、2008年、市民団体が『みそ焼きうどん』と命名し、亀山の町おこしのB級グルメとして認識されるようになりました。
川森食堂さんや、亀八食堂さんでは、自家製の赤味噌ダレも販売しています。亀山のスーパーにも『みそ焼きうどんセット』が販売されており、家庭ではホットプレートで焼いて家族で囲んで食べるのが定番です。
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大きな鉄板をテーブルの中心に置いて、みんなで焼いて熱々を食べている風景はまるでパーティーかBBQのようです。ワイワイ楽しんで食べられるところがいいですね!
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