巨大な押し寿司が名物
錦帯橋で有名な山口県岩国市には、「岩国寿司」という華やかな郷土料理があります。お祝い事の時に食べられるもので、大きいものは一辺が30㎝と40㎝ほどで、高さが14㎝もある巨大な押し寿司です。
木箱にしゃりと具材を層のように積み重ねて作ります。具材は特産の岩国レンコン、椎茸、錦糸卵、サニーレタスなどです。
岩国レンコンは一般的なレンコンよりも穴の数が一つ多くて9個あり、岩国藩主の吉川(きっかわ)家の家紋の丸の数と同じことから、必ず入れる具材なのだそうです。
古くからある郷土料理ながら、必ずサニーレタスが使われています。以前は層を仕切るためにバショウの葉を使っていたものの、誤って食べてしまう人が多かったため、昭和40年頃からサニーレタスが使われるようになりました。
岩国では飲食店でも家庭でも食べられている
岩国寿司を提供するお店は、錦帯橋周辺だけでも15軒ほどあるそうです。
岩国市周辺では、お祝い事の時は家庭で手づくりされ、先祖代々続く大きな岩国寿司用の特製包丁が紹介されました。
また、飲料用の紙パックを使って一人用の岩国寿司を家庭で手軽に作るところも紹介されました。
岩国寿司の歴史
岩国寿司は江戸時代に誕生しました。ルーツは諸説ありますが、大阪の箱寿司に影響を受けたものではないかと考えられています。
5段の層を作るのは、岩国のランドマークである錦帯橋が5つの橋から構成されていることに関連づけられているかもしれないとのことです。
華やかな見た目から、岩国では結婚式のウェディングケーキ代わりに岩国寿司に入刀する人もいるそうです。
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