ケンミン 小さな秘密『ソフト豆腐』
香川県には「木綿」「絹」の他に『ソフト』という種類の豆腐があり、しかもそれが大人気なのです!
スーパーの豆腐売場では、『ソフト』が全体の7割を占めているほどです。
ソフト豆腐とは、まわりが木綿で、中が絹豆腐になっていて、木綿より柔らかくて、絹よりかたい。
表面は木綿のようなざらつきがあるが、中身は絹のようななめらかな質感。木綿豆腐の崩れにくさと、絹豆腐のなめらかさを持ち合わせた、いいとこ取りの豆腐です。
*作り方も木綿と絹を合わせたような作り方です。
木綿豆腐 → 一度固まった絹ごし豆腐を崩して、布で包み、潰して脱水。
絹豆腐 → 豆乳とニガリを合わせて固めたもの。
ソフト豆腐 → 絹ごし豆腐を崩さずに布で包み脱水。
『とうふ屋うかわ』高松市 食べログ
ソフトクリームも販売している豆腐屋さんです。
『中華料理 彩宴』高松市 食べログ
麻婆豆腐にはソフト豆腐を使用。絹は崩れやすく、木綿は豆腐の主張が強くなりすぎてしまう。ソフトは食感もいい、煮崩れしにくいとのこと。
『とうふのお店 カンショク』観音寺市
こちらの代表のお話。
ソフト豆腐は昭和30~35年頃、やわらかい木綿豆腐ということで『ソフト木綿』という名前で作り始めた。
ソフト豆腐の製法は全国に広まり、現在は西日本を中心に製造・販売されている。香川では豆腐メーカーの半数以上がソフト豆腐を製造している。ソフト豆腐を作るメーカーがこんなに多いのは全国でも香川県だけ。
*鹿児島のケンミンスター柏木由紀さんからの情報 鹿児島には『ピーナッツ豆腐』がある。
*三重のケンミンスター チャンカワイさんからの情報 豆腐と魚のすり身を合わせた『伊勢ひりょうず』がある。
私が暮らしている福岡県では少数派ながら「ソフト豆腐」が販売されていますが、何のことだかわかっていませんでした。認識している人も少ないと思います。なめらかなので、絹豆腐に近いものだと思っていました。次からは意識して食べてみたいと思います!
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